18世紀のイギリス でバラッド詩という新しいタイプの詩が生まれ、以来、今日まで独特のバ ラッド模倣詩が生み出されて来ました。当ホームページ「英国バラッド詩アーカイブ」は、バラッド詩研究の基盤を整備するために、製作者が知りうる限りでの バラッド詩を網羅的に蒐集したものであります。

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ヘンリー・オースティン・ドブソン (Henry Austin Dobson, 1840-1921)


1840年1月18日、デヴォン州プリマス生まれの詩人、文筆家。フィールディング(Henry Fielding, 1707-54)、スティール(Sir Richard Steele, 1672-1729)、ゴールドスミス(Oliver Goldsmith, ?1730-74)、ウォルポール(Horace Walpole, 1717-97)、ホガース(William Hogarth, 1697-1764) などの伝記作家として知られている。ボーマリス・グラマー・スクール、コヴェントリーの私立学校で学び、ストラスブルグ(当時は仏国)のギムナジウムで教 育を受ける。16歳でロンドンへ戻ると、商務省に就職、1856年から1901年の45年間勤める。

画家を目指すが失敗し、詩作に転向。最初の詩 ‘A City Flower’ がTemple Bar (1864年12月) に掲載される。1868年からライト・ヴァースの才能が開花し、‘Une Marquise’, ‘A Dead Letter’, ‘The Story of Rosina’ などが雑誌 St. Paul’s に掲載される。最初の詩集 Vignettes in Rhyme (1873) はこれらバラッド形式のライト・ヴァースを集めたもので、St. Paul’s の編集者であったトロロープ (Anthony Trollope, 1815-82) に捧げられ、大きな成功を収めた。1877年には中世フランスの詩形やダイアローグ形式を実践した Proverbs in Porcelain を出版。2冊はのちに一つにまとめられ、変更を加えてVignettes in Rhyme (1880) としてアメリカで、Old-World Idylls (1883) としてロンドンで出版され、大変な人気を博した。しかし、2年後のAt the Sign of the Lyre 出版の頃には、18世紀研究に没頭し、これ以降に詩作は続けるものの、多くは出来事に寄せた詩や友人へ献呈する詩になっている。 (N. M.)

原詩(英詩)  
1. The Ballad of “Beau Brocade”  
2. The Mosque of the Caliph  
3. My Landlady