トマス・キャンベル (Thomas Campbell, 1777-1844)
1777年7月、グラスゴーに生まれる。“The Battle of the Baltic”, “Lord Ullin’s Daughter” など、主にセンチメンタルな戦争詩で後世に名を残している。長編詩The Pleasure of Hope (1799) では、当時センセーショナルな話題だった、ヨーロッパの帝国主義国に対するポーランドの抵抗運動を一部扱い、多くの共感を呼び大成功を収め た。熱狂的な愛国精神は、その後生涯に渡ってキャンベルの詩神となり、思想と情熱を分かち合える多くの友人を得た。また彼は、ロンドン大学設立に関わった メンバーの一人としても知られる。 (Y. Y.)