18世紀のイギリス でバラッド詩という新しいタイプの詩が生まれ、以来、今日まで独特のバ ラッド模倣詩が生み出されて来ました。当ホームページ「英国バラッド詩アーカイブ」は、バラッド詩研究の基盤を整備するために、製作者が知りうる限りでの バラッド詩を網羅的に蒐集したものであります。

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ウィリアム・ジュリアス・ミクル (William Julius Mickle, 1735-88)



ス コットランドの詩人。ダンフリースシャ (Dumfriesshire、現在は Dumfries and Galloway 独立自治体の一部) のラングホルム (Langholm) に生まれる。13歳の時にたまたまスペンサー (Edmund Spenser, 1552?-99) の The Faerie Queene (1590, 1596) を手にし、この偉大な詩人に魅惑されて、彼を模倣した詩を書き始める。オックスフォード大学の Clarendon Press で校正の仕事をする傍ら、1771年から、ポルトガルの詩人カモンイス (Luiz de Camoens, 1524-80) の叙事詩『ウズ=ルジアダス』(The Lusiad, 1572) の翻訳を始め、1775年に完成した暁には大きな名声と収入を得た。スコット (Sir Walter Scott, 1771-1832) はミクルの詩才を高く評価し、彼の小説 Kenilworth (1821) はミクルのバラッド詩 “Cumnor Hall” (1784) に題材を得たものである。 (M. Y.)

論文1  山中光義  'The History of Literary Ballads (6) - "Cumnor Hall" and the Speaker in 'sick'ning griefe''  『文芸と思想』(63) 1-26. 1999年.

 

原詩(英詩) 訳詩 
1. Cumnor Hall    1. カムナホール 
2. Hengist and Mey: A Ballad
3. The Sailor’s Wife
4. The Sorceress; or Wolfwold and Ulla