18世紀のイギリス でバラッド詩という新しいタイプの詩が生まれ、以来、今日まで独特のバ ラッド模倣詩が生み出されて来ました。当ホームページ「英国バラッド詩アーカイブ」は、バラッド詩研究の基盤を整備するために、製作者が知りうる限りでの バラッド詩を網羅的に蒐集したものであります。

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デイヴィッド・マレット (David Mallet, ?1705-65)


 

スコットランドの詩人、劇作家。故郷スコットランドからロンドンに移った際に名前を 'Malloch' から英語式に 'Mallet' と改め、詩作品 The Excursion (1728) や友人ジェイムズ・トムソン (James Thomson, 1700-48) との共作仮面劇 Alfred (1740)、伝記 Life of Francis Bacon (1740) など多方面で健筆を揮ったが、このスコットランド詩人の名を後世にとどめたのはバラッド詩 "Margaret's Ghost" によってであった。1723年に書かれ、The Plain Dealer 誌上 (1724年7月24日号, No. 36) に匿名で発表され、のちにトマス・パースィ  (Thomas Percy) の Reliques (1765) 第3巻に収録された。別名 "William and Margaret" として当時大変な人気を博し、パースィは "one of the most beautiful ballads in our own or any other language" と称え、後世の文芸批評家ジョージ・セインツベリ (George Saintsbury, 1845-1933) も次のように述べて、その文学史的意義を指摘している:"[no] single copy of verses deserve[s] so much credit for setting the eighteenth century back on the road of true romantic poetry by an easy path, suited to its own tastes and powers." [Cambridge History of English Literature, ed. A. W. Ward and A. R. Waller (1912; Cambridge, 1932) 9: 185-86]   (M. Y.)

原詩(英詩)
1. Edwin and Emma
2. Margaret's Ghost