ジョージ・マクドナルド (George MacDonald, 1824-1905)
小 説家、詩人、宗教家。スコットランドのアバディーンシャ、ハントリー (Huntly, Aberdeenshire) に生まれる。アバディーン大学で学位取得後、ロンドンの組合教会のハイベリー神学校で学び、牧師になる。その後牧師の職を辞 し、文壇に入る。彼のファンタジー小説は、神話、聖書、中世騎士物語、ダンテといった伝統の上に成り立つものであり、子供だけでなく大人のファンも多い。 また、代表作Phantastes (1856)、The Princess and the Goblin(1872)、Lilith (1895) といった作品が、その後J. R. R. Tolkien (1892-1973) やC. S. Lewis (1898-1963) らに与えた影響は大きい。存命中には同時代の文人たちと幅広い交流があり、その中には テニスン (Alfred Tennyson, 1809-92)、ディケンズ (Charles Dickens, 1812-70)、ラスキン (John Ruskin, 1819-1900)、サッカレー (William Makepeace Thackeray, 1811-63)、ロングフェロー (Henry Wadsworth Longfellow, 1807-82)、ホイットマン (Walt Whitman, 1819-92) らがいた。Lewis Carroll (1832-98) の Alice’s Adventure in Wonderland (1865) 出版を熱烈に後押ししたのも彼であったという。 (M. M.)
原詩(英詩) |
1. Abu Midjan |
2. Ballad of the Thulian Nurse |
3. The Dead Hand |
4. The Homeless Ghost |
5. Legend of Corrievrechan |
6. The Thankless Lady |
7. The Unseen Model |
8. The Yerl o’ Waterydeck |