リチャード・ハリス・バラム (Richard Harris Barham, 1788-1845)
イングランドの詩人。1788年11月、カンタベリーに生まれる。タッピングトン屋敷のトーマス・インゴルズビー (Thomas Ingoldsby of Tappington Manor) という筆名で『インゴルズビー伝説集』(The Ingoldsby Legends, 1840, 42, 47) をBentley’s Miscellany やNew Monthly Magazineで 発表し一躍人気作家になる。現在ではその名声は衰えているが、ヴィクトリア朝時代には大変人気があったという。中世のフォークロアやバラッドを面白可笑し くパロディー化する手腕でイングランド有数のヒューモアリストとして評価されるが、綿密な好古趣味的な研究がその作品群を支えていることは特筆すべきであ る。「ジャックドー・レイムズの物語」(“The Jackdaw of Rheims”, 1837) が有名。 (Y. Y.)
原詩(英詩) | |
1. The Babes in the Wood | |
2. The Jackdaw of Rheims | |
3. A Lay of St. Nicholas | |
4. Misadventures at Margate | |
5. Mr. Barney Maguire’s Account of the Coronation | |
6. Nell Cook |