18世紀のイギリス でバラッド詩という新しいタイプの詩が生まれ、以来、今日まで独特のバ ラッド模倣詩が生み出されて来ました。当ホームページ「英国バラッド詩アーカイブ」は、バラッド詩研究の基盤を整備するために、製作者が知りうる限りでの バラッド詩を網羅的に蒐集したものであります。

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ジョージ・キャニング (George Canning, 1770-1827) と ジョン・フーカム・フリア (John Hookham Frere, 1769-1846)


ジョー ジ・キャニングは、ロンドン生まれの英国のトーリー党の政治家、首相 (1827)。ジョン・フーカム・フリアもロンドン生まれで、英国の外交官、翻訳家、スペイン公使 (1808-09)。二人の親交はイートン校時代に始まり、やがて、キャニングが創刊し、ギフォード (William Gifford, 1756-1826) が編集に携わった政治専門誌 The Anti-Jacobin に二人の共作を自由に寄稿した。それらの中には、エラスムス・ダーウィン (Erasmus Darwin, 1731-1802) のThe Loves of the Plants (1789) をパロディ化した “The Loves of the Triangles” やサウジー (Robert Southey, 1774-1843) のサッフォー詩体の “The Widow” (1797) をパロディ化した “The Friend of Humanity and the Knife-grinder” がある。1817年にフリアは、英雄詩体をまねたアーサー王と円卓の騎士たちをめぐる作品Prospectus and Specimen of an intended National Work, by William and Robert Whistlecraft, of Stowmarket in Suffolk, Harness and Collar Makers を出版したが、バイロン (George Gordon Byron, 1788-1824) がフリアのこの作品から韻律や語法を借用してBeppo (1818)とDon Juan (1819-24) の八行体 (ottava rima) の作品を書いたことは有名である。またフリアは、アテナイの喜劇作家アリストファネス (Aristophanes, 450-388 B.C.) の翻訳家としてもよく知られている。 (M. Y.)

原詩(英詩)  
1. The Friend of Humanity and the Knife-grinder