ジョン・スターリング (John Sterling, 1806-44)


 
1806 年7月、スコットランド南西部にあるビュート島 (Isle of Bute) に生まれる。ケンブリッジのエリート・サークル "the Cambridge Apostles" の主要なメンバーであり、詩人のテニスン (Alfred Tennyson) や、キリスト教社会主義の先駆者フレデリック・デニソン・モーリス (Frederick Denison Maurice) などと親交を結ぶ。故郷を捨ててロンドンを活躍の場とした同胞のカーライル (Thomas Carlyle) とは親しく文通する仲であり、スターリングの死後、カーライルは亡き友人の伝記 The Life of John Sterling (1851) を執筆する。小説 Arthur Coningsby (1833), 詩集Poems (1839), Election, a Poem (1841)などを残してはいるが、彼は批評家としての方が有名である。テニスンの1842年の詩集に対する批評 (Quarterly Review, September 1842) は、詩人に転機をもたらした重要な書き物の一つとなった。 (Y. Y.)

 

原詩(英詩)
1. Alfred the Harper
2. The Rose and the Gauntlet
3. The Sexton’s Daughter