サー・ヘンリー・テイラー (Sir Henry Taylor, 1800-86)



1800年10月、イングランド北東部ダラム (Durham) に生まれる。48年間イギリスの植民省に勤務し、大英帝国の植民地政策に多大な影響を及ぼした。その間、多くの韻文ドラマを執筆し、14世紀のフランドルの英雄を歌ったPhilip van Artevelde (1834) で一躍、時の人となる。生前の名声に反比例して、現在、彼の文学者としての評価は高くないが、当時の行政機関を扱った政治エッセーThe Statesman(1836) は、数少ない政治文学の先駆として注目されている。 (Y. Y.)

原詩(英詩)  
1. "Wellesbourne and Charlcote ford"