レティシア・エリザベス・ランドン (Letitia Elizabeth Landon, 1802-38)


イングランドの詩人、小説家。ロンドンの南西部チェルシー (Chelsea) に生まれる。頭文字の L.E.L. の名で知られる。1820年代に、William Jerdan (1782-1869) 編集の週刊誌Literary Gazette に寄稿を始め、後には自ら編集に参加した。最初の詩集 The Fate of Adelaide は 1820年に出版された。憂えとロマンチックな情趣にあふれたランドンの作品は、当時の文学的嗜好にマッチして人気を博した。ランドンは、エリザベス・バ レット・ブラウニング (Elizabeth Barrett Browning, 1806-61) やクリスティーナ・ジョージーナ・ロセッティ (Christina Georgina Rossetti, 1830-94) ら女性作家たちの道を開いた先人として尊敬された。ブラウニングは “L.E.L.’s Last Question” (1839)、ロセッティは “L.E.L” (The Prince’s Progress and Other Poems, 1866) という讃歌を残している。 (M. Y.)

原詩(英詩)
1. The Troubadour